ベビーのスキンケア
空気が乾燥してきているのを、二の腕や足のかゆみで感じます。
空気が乾燥すると、火事が増えたり、ウィルスが繁殖しやすくなったり、お肌がカサカサカユカユしたり…あまり良いことないですね。
コロナウィルスや、インフルエンザウィルスの予防には手洗いうがいに加え、加湿をすることも有効、と言われており、すでに加湿器を使用されている方もおられるのではないでしょうか?
内側からの加湿として、水分を多めに摂るということももちろん有効です。
さて、お肌に関しては内側からの保湿を頑張ったとしても、外からの刺激に対してはバリアをして守ってあげることが大切です。
お肌が乾燥してしまうと、外からの刺激に弱くなってしまい、さらにかゆみがあってポリポリと掻いてしまうと…お肌が傷ついてしまい、さらにトラブルが増えてしまいます。
ですから、”しっかりと”「保湿」をして、外からの刺激にバリアをすることが大切です。
私たち大人と比べるとベビーのお肌は約半分の薄さといわれており、その分乾燥にも弱く、刺激にも弱いデリケートな状態です。
つまり、私たち以上に保湿が重要!!ということがお分かりいただけると思います。
小児科の先生方、皮膚科の先生方は、ベビーのスキンケアは
「洗浄と保湿!!これ基本!!」と言われます。
ベビーの時にお肌トラブルを繰り返したり、刺激に晒された状態が続くと、アトピー性皮膚炎にもなりやすいと言われています。(諸説あり)
(アトピーの原因はアレルギーをはじめ様々なものがありますので、これがすべてとは言えませんが。)
しかし、スキンケアを心がけることで少しでもお肌トラブルを回避できるのであれば…しっかりと「洗浄と保湿」をしてあげたいですよね。
具体的にどのようにやっていけばいいのか…
むずかしくありません。
基本的にはママと同じことをすればよいのです。
ママは朝起きたら洗顔をしますよね。夜には化粧を落とし、お風呂で洗顔をしますよね。
ベビーも同じ。
①朝に洗顔。夜にも洗顔。
*しっかりと「石けん洗顔をすること」そして、「しっかりと洗い流すこと」を心がけてくださいね。
②そして洗顔の後には保湿。
保湿剤を塗るときには、指先でマッサージをするようにしてあげると、血行もよくなります。
鼻が詰まっているときには鼻周りをしっかりマッサージすることで鼻の通りがよくなりますし、
目やにが多く出るときには目の周りをマッサージすることで不快感が軽減されると思います。
時々、ご使用中の保湿剤では保湿が不十分だったり、保湿剤に含まれている成分がお肌に合わなかったり…というベビーちゃんもいます。
「おすすめの保湿剤はありますか?」とよく尋ねられますが、現在使用されている保湿剤でトラブルがないようであれば、そのまま使い続けてもらって大丈夫だと思いますよ。
高価なものがベビーに合うとは限りません。
完全オーガニック、でなくても大丈夫です。
保湿剤は問題ないんだけど、洗浄が不十分、という場合もあります。
耳の後ろや、髪の毛の生え際の洗浄が不十分なことがよく見られます。
「頭の中の湿疹が多い」と相談をされることもありますが、頭も顔と同じように、洗浄・保湿してくださいね。
(多少髪の毛がべたつくかもしれませんが、ベビーがかゆい思いをするよりもマシ!!)
冬に向かって、お肌のトラブルが起こりがちな今、あらためてベビーのスキンケアのやり方を見直してみられてはいかがでしょうか?
もしも、お肌のぶつぶつが多く出ていたり、ジュクジュクとしている場合には、小児科や皮膚科で適切な薬剤や保湿剤を処方してもらうことをお勧めします。
(お薬を処方された場合の、塗り方や、使い方についてはまた後日お話ししたいと思います。)
「ママエールがベビーをお預かり中には何の保湿剤を使ってるのよ???」と思われる方は…こっそりお教えしますのでDMください。
あ!!大切なこと!!
保湿をする側のママの手がカサカサだと、ベビーの保湿剤を奪ってしまいますので、ママの保湿もしっかりお願いしますね。