言いたいこと言い放題 (前回より続く)
昨日のブログに記しましたが…
今は誰もが、色々な媒体で、好き勝手言い放題ができる時代となりました。
正しいか正しくないかにかかわらず、注目を集められる人の言葉が、国民代表の声となり、革命派の言葉となり、どんどん広がっていきます。
つまり“声の大きい人が強い”状況となってしまいます。(声の大きさではなく、発言力の強さね)
これは、子育ての状況にも言えることです。
子育てママのグループの中でも、“声の大きい人”が強くなり、“声の大きい人”が発言したことに引っ張られ、自分を押さえてしまうママが存在します。
私自身も、息子の育児中、このような状況をよく見てきましたし、巻き込まれたことも多々。自分自身が“声の大きな人”として、振り回してきたこともあります。
きれいに着飾った“キラキラママ”のお茶会に参加して、「子育てってこうするべきよね~」と語りあうこともあるかもしれません。
「風呂上り、子どもの保湿は気にするけど、自分は手に残ったやつを塗るので精一杯よね~」とか「子どもの洋服は気にしてかわいいの欲しくなるけど、自分のこの服、いつ買ったやつだっけ?毛玉つきまくりだし~」と笑い合えるかもしれません。
どちらが居心地よいでしょう…?これは人それぞれ。
ありのままの自分でいるために、笑顔の自分でいるために、自分の居場所考えること。
何が言いたいかというと…
誰を信じるか。
誰の話を聞くか。
誰といることで自分が背伸びしないか。
コロナにしても子育てにしても、
他人の声だけで動いていると、いいことも悪いことも「発言した他人のせい」にしてしまいます。
耳から入った情報、目にした情報を、しっかりと自分の中でかみ砕いて納得をして自分のものにすること。
溢れまくった情報に、(余計な)他人の声に引っ張られ過ぎないように、“自分ならどうしたいか”を考えていく。
でもそれには“経験値”が必要です。失敗も成功も、すべて経験。
「あの人の言ったこと信じてたのに違ったんか~い」と思うことや
「あの人嘘くさいと思ってたけど意外といい人やん」と思うことも大切な経験。
手探りで育児していることなんて、めちゃくちゃ経験値上がってる!!
失敗万歳、成功は万々歳!!
助産師として、「こうやるんだよ」とママたちに教えようとは思っていません。
「こんな方法もあるし、別にはこんなやり方もあるよ。どっちもやってみて自分に合ったやり方を選んだらいいよ」とサポートしていきたいな、と思います。
そのために、私自身が多くの情報を持っておく必要があり、丁寧に伝えていく必要があるな、と日々感じています。
助産師は教祖になってはいけない。指揮者になってはいけない。
寄り添える”伴奏”者として、時には先導し、時にはリズムを奏で、時には手を休め…の役割を果たしていきたいと思います。
今日も家の中ではスイッチOFFですので
”髪の毛ぼさぼさ、パジャマ(もちろん毛玉だらけ)大好き、指紋で汚れたぐるぐるメガネ”のお母さん、です。
いつ誰に訪問されてもいいように常に鎧を!! の生活は私にはストレスです。