放射冷却とベビーのお布団の話
立冬を過ぎ、一気に冷え込みが厳しくなってきました。
夕方のニュースでは「放射冷却が大きく、朝の冷え込みが厳しいかもしれません」と話されていました。
改めて、放射冷却とは・・・
いいお天気の日の日中、太陽のお陰で空気は温められ私たちは心地よく過ごすことができます。
しかし、陽が沈んだ後、空気はだんだんと冷えてしまいます。
そして、冷たい朝を迎えることになるのです。
もしここに!雲という掛布団あったなら、
温められた空気は、布団に包まれた状態ですので、冷えすぎることなく朝を迎えられます。
“いいお天気の日の次の日の朝は、冷える”
これがみなさんご存じ、放射冷却の仕組みです。
なぜここに放射冷却のことを書いているのか…
ベビーの衣服の調整についても同じように考えられるから、です。
代謝が活発で大人よりも少し体温が高めのベビー。
特に眠りにつくときにはホカホカしていると思います。
「あったまってるから、お布団はかけておかなくていいかな」とか
「どうせ蹴っちゃうし~」とか思われるママも多いと思います。
が!!ベビーは体温調節がとっても下手。
冷えた体を、温めることは特に下手。
重い布団だと「苦しい~!」と泣きますし、
自分で足で蹴飛ばしておきながら、どんどん冷えていってしまいます。
はじめから何も掛けておかないと、さらに冷え方のスピードが加速します。
「布団だと調整しにくいから、服をしっかり着せよう」という考えの方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、着せすぎにもご注意ください。
体温調整が下手なベビー、は、ぬくもり過ぎたときも調整が下手です。
熱がこもりすぎると簡単に“うつ熱”状態になってしまいますし、
一気に汗をかいてその汗から一気に冷えてしまったり、
汗で湿疹が出てしまうことも多くあります。(冬のあせもですね)
十数年前から『スリーパー』というロングタイプのベストが販売されています。
簡単に言うと“着るお布団”ですね。
お布団から逃げ出してしまうベビーにとっては便利なグッズだと思います。
生地のタイプも様々でどれを選べばよいか迷うほどです。
個人的に、ベビーにお勧めなのは、
毛布生地よりも、少し薄めのもの。
寝返りができない、月齢の浅いベビーは、毛布タイプだと毛布にサンドイッチされ、特に背中からぬくもりすぎて、すぐにうつ熱になってしまいます。
寝返りができるベビーだと「なんだか暑いな」と思ったら自分でくるりと向きを変えることができますが、この時毛布タイプだと、ゴワゴワして邪魔になってしまいご機嫌を損ねるかもしれません。
このような理由により、毛布生地よりも、少し薄手の生地がいいかな。
絶対に綿じゃなきゃダメ!!とは思いません。
でも「タオル地などの商品があれば最高だろうな…」と思っています。
ベビーの放射冷却対策についてのお話しでした。
*あくまでも、MAMAYELLの個人的な意見です。どなたかの参考になれば、光栄です。