ソーシャルディスタンス
2020年の新語流行語大賞「三密」との発表がありました。
「でしょうね…」という結果でしたね。
TVで芸人さんたちが「流行語大賞を取ると、その後売れなくなる」と話しているのを聞きました。
「三密」の言葉を聞かなくなる、コロナに打ち勝つ、またはうまく共存できる日が来ることを期待します。
さて、最近ママたちから多く耳にすることを書きたいと思います。
「買い物していると知らない人にベビーを触られる!!!これだけソーシャルディスタンスって言われてるのに!!」
「初対面の人にいきなり(妊娠中の)お腹を触られてすごく嫌だった!!」
妊婦さんの姿や、ベビーって、すごく輝かしいし愛おしいし、触りたくなる気持ちはわかります。
私もついつい、話しかけてしまいます。(不審者です…💦)
しかし、コロナ禍の今。
これだけソーシャルディスタンス!と言われている今。
「“突然”触ってこないで!!」
これは、ママたちのこころからの叫びだと思います。
街中で妊婦さんのお腹をいきなり触るのは…、相手はおなかのなかのベビーを触っているつもりかもしれませんが、触っているのは“女性のからだ”です。
同意がない場合は、痴漢行為と一緒ですよね。
私たち助産師は、お腹をなでることで
“おなかが張っていないか、冷えすぎていないか、ベビーの動きはどうか”
などを確認するので、すぐにお腹に手を伸ばしてしまいます。
相手が私のことを助産師だと認識してくれている関係であれば問題ないかもしれませんが、いきなり触られたらそりゃ嫌ですよね。拒否ですよね。
「あら~赤ちゃんがいるのね~」と、見ず知らずのおばさまからタッチされると…「キャ~!!」となってしまうでしょうね。
きっと相手は悪気はないし、ベビーを待ち望んでの声掛け・タッチだとは思うのですが…
お互い嫌な気分にはなりたくないですし、
同意なくお腹を触られるのではなく、
「元気に生まれたら抱っこしてくださいね~」って笑顔で会話できるといいですね。
コロナが終息したら、たくさんの人にベビーを抱っこしてもらって、たくさん刺激もらって、笑顔あふれる街にしたいですね。