おやとこどもといのちのきょうしつVOL.2
[性教育]って聞くと、堅苦しくて、難しそうで、なんとなく恥ずかしい話のようで…と、敬遠されがちですが…
[性]という漢字は
・[りっしんべん]は心を表わし
・[生]はいのち・からだを表わします。
すなわち、こころといのち・からだについての教育なんです。
どうして恥ずかしいと思われてしまうのか…きっとそれは、私たちの子ども時代の教育がそうさせてしまっているのでしょう。
男女別々の教室に集められ、コソコソと話を聞く。
その状況だけでなんだか秘密のお話しであるように思われ、かつ、からだの変化などについて聞くと「キャー」なんてなってしまうのでしょう。
ですが、誰もが持ってる[いのち・からだ][こころ]を恥ずかしいこと、と認識してしまうと、
悩んだ時に誰に相談したらいいの?
誰にも聞けないし、インターネットで検索してみよう…
大人には聞けないし、友達に聞いてみよう…
誰にも聞けなくて自分一人でモヤモヤ…
…となってしまいます。
子どもが悩んだ時、迷ったとき、一番に相談できる相手が近くの大人であり、一番の理解者である”親”であることが理想です。
では、親はどうやって子どもたちに教えていったらいいの???
ということで、
「おやと こどもと いのちのきょうしつ」開催です。
今回は、3~5歳の幼稚園児とその保護者の方に参加していただきました。
「親子で性教育ってどうなの?」と不安な気持ちを持って参加された方もあるかもしれません。
だって、自分たちは親と一緒に性教育を受けたりしていません。
抵抗あるのが当然です。
平均4歳の子どもたちがどんな反応をするかな?すぐに飽きて遊びに行っちゃうだろうな~と思って臨みましたが、
ビックリするほど集中して聞いてくれました!!
「え~こんなに小さかったの??」や
「赤ちゃん重い~」「すご~い!!」などの100点満点の反応☆☆
みんな、こうやって生まれてきたんだよ!!
「せまい~」「出口どこ~」「足から進んだら、引っかかっちゃうね」
『みんなこうやって頑張って生まれてきたんだね!!おめでとう!!』
からだで感じてもらえたかな?
「あの時こんなお話聞いたよね」と、家族の会話に加えてもらえると嬉しいです。
『生まれてくれてありがとう』
この言葉を、たくさん伝えて、たくさんの愛情を受けて生まれてきたことを感じてもらうこと。そして
『自分は大切な存在なんだ』と
感じてもらうこと。
これが性教育であり、いのちを大切にすることの第一歩だと思っています。
いのちのこと、からだのこと、こころのこと、
伝えたいことはたくさんあるけれど、家庭の中で会話をしてもらって内容を深めていってもらいたい。
そのきっかけになれたらいいな、と思います。
キラキラした目で、真剣に話を聞いてくれる子どもたちに、励まされてお話をすることができました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
次回の「おやと こどもと いのちのきょうしつ」は11月29日(日)の予定です。