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安全管理指針

「MAMA YELL」(以下「当院」という)は、保健師助産師看護師法に規定された業務を遂行するとともに、助産師業務ガイドラインを遵守し、「ママの笑顔が家族のしあわせ」を信念に、助産師としての専門知識と技術をもって個々の必要なケアを行う。

さらに、女性と子どもおよび家族に対し、健康に関する全ての関わりにおいて常に新しい情報を得て時代に即した質の高いケアを提供する。

助産師の職業理念(1生命の尊重 2自然性の尊重 3智の尊重)にのっとり、日本助産師会の『助産師の声明、要領』を基本とし、ここに「MAMA YELL安全管理指針」を定める。

1.女性と子どもおよび家族の生命、人間としての尊厳と権利を尊重する。
すべての女性と子どもおよび家族が、人間としての尊厳と権利が尊重され、いかなる場合でも生命および生活の質が保証されるよう、知性と感性をもってケアを行う。 また、女性と子どもおよび家族の健康に影響を与える倫理的問題と人権侵害をなくすように働きかける。

2.女性と子どもおよび家族に対して、何らの差別を設けずに平等にケアを提供する。
女性と子どもおよび家族にケアを行う際に、個々人の習慣や文化的・社会的背景に基づく価値観とニーズに応じたケアを提供する。

3.女性と子どもおよび家族にとって最善のケアを提供する。
あらゆる環境において女性と子どもおよび家族に最善のケア(対象者にとって安全で快適であり、かつ人間としての尊厳と権利を尊重したケア)を提供する。そのために、各自の専門的知識と技術を最大限に活用するとともに、他の専門職と協働してより良いケアを提供する。女性と子どもおよび家族のニーズが助産師の責任範囲や対処能力を超えている場合は、適切な医学的措置、精神的、心理社会的、経済的支援を得られるよう働きかける。

4.女性と子どもおよび家族との間に信頼関係を築きつつケアを提供する。
常にケアを受ける人びとと共にあり、それらの人びとのために働くという自らの存在意義を自覚し、女性と子どもおよび家族に対して誠実に対応する。同時に、女性と子どもおよび家族によって示される信頼を受け止め、それをケアに反映して、相互の間に信頼関係を深めるよう努める。

5.女性と子どもおよび家族の知る権利と自己決定する権利を尊重するとともに、女性と子どもおよび家族が自ら選択した結果に対する責任を引き受けることを支援する。
女性と子どもおよび家族に、有益で専門的な情報を提供し、十分な情報に基づいて女性が選択する権利を支援する。また、女性と子どもおよび家族が自らのケアに関する決定に積極的に参加する権利を支持する。 さらに女性と子どもおよび家族が自ら選択した結果に対する責任を引き受けることを支援するとともに、それぞれの文化や社会において女性と子どもおよび家族の健康に影響を与える問題に対して、自ら意思を表明することを援助する。

6.女性と子どもおよび家族に関する情報の保護を遵守する。
女性と子どもおよび家族のプライバシーを守るために、女性と子どもおよび家族に関する情報の保護を遵守する。ケアを行う際に他の保健医療従事者と情報を共有する場合には、適切で慎重な判断に基づいて行う。

7.自己の決定と行動に対して責任をもち、さらに女性と子どもおよび家族へのケアに関する説明責任を有する。
価値をもつ人間として、また専門職としての倫理観を備えた存在として自己に対する責任をもつ。女性と子どもおよび家族に対して、自ら行うケアもしくは自らケアを行わない決定と行動について、相手が理解できるように説明する責任を負う。

8.助産業務に関する専門的知識や技術を発展させる。
助産に関する知識と技術の改善と開発が、女性と子どもおよび家族の有する権利の保護と促進につながることを理解し、助産に関する実践、教育、研究に従事する。また、専門職としての実践能力の向上を目指し、助産実践ならびに助産師としての生涯教育に参画する。さらに、助産師学生の教育ならびに後継者の育成を積極的に行い、助産師の専門的能力の伝達・習得のための支援をする。

9.女性と子どもおよび家族の健康を増進する保健政策の策定と実施に参画する。
女性と子どもおよび家族とともに、司法・立法・行政の諸機関と連携を図り、女性と子どもおよび家族の健康を増進する保健政策の策定と実施に参画する。

10.助産師自身の健康保持・健康増進に努める。
専門職としての役割を十分に果たすため、自己の身体的・精神的・心理社会的な健康を保持・増進する。さらに、助産師相互の支援と支持を図りつつ、共に働く助産師の健康維持と健康増進に努める。